マンションリノベーションを検討するとき、多くの人がまず見るのが「施工事例」です。
おしゃれなリビング、開放感のあるキッチン、ホテルライクな洗面台、無垢材の床、間接照明のある空間。写真を見ているだけでも楽しいですし、「こんな暮らしができたらいいな」とイメージが膨らみますよね。
ただ、マンションリノベーションの事例は、写真の雰囲気だけで判断すると危険です。
なぜなら、同じように見える事例でも、
- 物件の広さ
- 築年数
- 工事範囲
- 水回りの移動有無
- 断熱や配管更新の有無
- 造作家具の量
- 設備グレード
- 家族構成
- 予算のかけ方
によって、実際の費用も住み心地も大きく変わるからです。
この記事では、マンションリノベーション事例を見るときに確認したいポイントを、費用・間取り・写真・ビフォーアフターの視点から整理します。
これから中古マンションを買ってリノベーションしたい方、今住んでいるマンションをリノベーションしたい方は、事例を見る前のチェックリストとして参考にしてください。
マンションリノベーション事例は「おしゃれ」だけで見ない
マンションリノベーションの事例を見ると、どうしても最初に目が行くのは写真です。
もちろん、写真は大事です。
完成後の雰囲気、素材の質感、色の組み合わせ、家具との相性などは、写真で見た方が圧倒的にイメージしやすいからです。
ただし、リノベーションで本当に大切なのは、写真に写っている部分だけではありません。
たとえば、同じように見える「広いLDK」の事例でも、実際には次のような違いがあります。
- もともと3LDKを2LDKにしてLDKを広げた
- 和室をなくしてリビングと一体化した
- キッチンの位置は変えずに内装だけ変えた
- 水回りまで大きく移動している
- 配管や床下の制約で希望通りには動かせなかった
- 収納を減らして見た目を優先している
- 造作家具で収納量を確保している
つまり、写真だけを見ると「おしゃれで広い家」に見えても、実際には何を削って、どこにお金をかけたのかまで見ないと、自分の家に取り入れられるか判断できません。
マンションリノベーション事例を見るときは、まず次の3つをセットで確認しましょう。
- いくらかかったのか
- どんな間取りからどう変えたのか
- 写真に写っていない部分はどうなっているのか
この3つを意識するだけで、施工事例の見方はかなり変わります。
まず見るべきは「費用」と「工事範囲」
マンションリノベーション事例で最初に確認したいのは、費用です。
ただし、単に「1,000万円の事例」「1,500万円の事例」と見るだけでは不十分です。
同じ1,000万円でも、60㎡のマンションなのか、80㎡のマンションなのかで意味が変わります。
また、内装中心のリノベーションなのか、スケルトンに近いフルリノベーションなのかでも、費用の見方はまったく違います。
費用を見るときのチェックポイント
マンションリノベーション事例の費用を見るときは、次の項目を確認しましょう。
- 専有面積は何㎡か
- 築年数はどれくらいか
- フルリノベーションか部分リノベーションか
- 水回りを移動しているか
- キッチン、浴室、洗面、トイレを交換しているか
- 配管や電気配線まで更新しているか
- 床、壁、天井をどこまで解体しているか
- 造作家具や造作洗面台があるか
- 断熱、窓、内窓などの工事が含まれているか
- 設計費や管理費、諸経費が含まれているか
特に注意したいのは、掲載されている費用がどこまで含んだ金額なのかです。
施工事例によっては、工事費だけを掲載している場合もあれば、設計費や諸経費込みで掲載している場合もあります。
また、家具・家電・照明・カーテン・エアコンなどが別になっていることもあります。
写真では完成された空間に見えても、実際に同じ雰囲気を再現しようとすると、家具や照明、カーテン、雑貨まで含めて追加費用がかかることもあります。
安く見える事例ほど「工事範囲」を確認する
たとえば、500万円前後のマンションリノベーション事例を見ると、「意外と安くできるのでは?」と感じるかもしれません。
しかし、その費用が安い理由としては、
- 水回りの位置を変えていない
- 既存の床や建具を活かしている
- 設備交換が中心
- 間取り変更が少ない
- 造作家具が少ない
- 築年数が比較的新しい
- 工事範囲がLDKや水回りだけ
といったケースがあります。
一方で、1,500万円以上の事例は、
- スケルトンに近い状態まで解体
- 間取りを大きく変更
- キッチンや水回りを移動
- 配管、配線、下地まで更新
- 造作家具を多く採用
- 素材や設備のグレードが高い
- 断熱や窓まわりにも手を入れている
といった内容になっていることがあります。
つまり、事例の費用を見るときは、金額そのものよりも「何にお金がかかっているか」を見ることが大切です。
間取り図は「ビフォーアフター」で見る
マンションリノベーション事例で、写真と同じくらい重要なのが間取り図です。
特に、ビフォーアフターの間取り図が掲載されている事例はとても参考になります。
完成後の間取りだけを見ると、「広くていいな」「収納が多そうだな」と感じるだけかもしれません。
しかし、リノベーション前の間取りと比較すると、どこを変えたことで暮らしやすくなったのかが見えてきます。
間取り図で見るべきポイント
マンションリノベーションの間取り図では、次のポイントを確認しましょう。
- LDKはどこを広げたのか
- 個室の数は増えたのか減ったのか
- 和室をどう活用したのか
- キッチンの位置は変わったのか
- 水回りの位置は変わったのか
- 玄関収納は増えているか
- ファミリークローゼットはあるか
- 洗濯動線は短くなっているか
- 回遊動線はあるか
- 廊下の面積は減っているか
- 窓の位置と部屋の配置が合っているか
- 将来の家族構成の変化に対応できるか
特に中古マンションの場合、もともとの間取りが「細かく部屋を区切った3LDK」になっていることが多いです。
そのため、リノベーションでは、
- 和室をなくしてLDKを広げる
- 個室を減らして収納を増やす
- 壁付けキッチンを対面キッチンにする
- 廊下を短くして居住スペースを広げる
- 玄関土間やウォークインクローゼットを作る
といった変更がよく行われます。
ただし、間取り変更には制約もあります。
マンションは戸建てと違い、構造、配管、管理規約、共用部との関係があります。
希望通りに壁を抜けない場合もありますし、水回りを大きく動かせない場合もあります。
だからこそ、事例を見るときは「この間取りいいな」で終わらせず、どの条件だったから実現できたのかを考えることが大切です。
写真で見るべきポイントは「広さ」より「生活感」
リノベーション事例の写真は、とてもきれいに撮られています。
広角レンズで広く見えるように撮影されていたり、照明や自然光を活かして明るく見えるように撮影されていたりします。
家具や小物も整えられているので、実際以上にすっきり見えることもあります。
もちろん、それが悪いわけではありません。
施工会社として魅力的に見せるのは当然です。
ただ、見る側としては、写真の美しさに引っ張られすぎないことが大切です。
写真で確認したいポイント
施工事例の写真を見るときは、次の点を確認しましょう。
- 収納の中まで写っているか
- キッチンの背面収納が十分か
- 冷蔵庫の位置が自然か
- ダイニングテーブルを置いても通路幅があるか
- ソファとテレビの距離が近すぎないか
- 洗面室に物を置く余裕があるか
- 洗濯機まわりの収納があるか
- 玄関に靴やベビーカーを置けるか
- エアコンや室外機の位置が自然か
- 窓、梁、柱がどう処理されているか
- コンセントの位置が使いやすそうか
- 照明が実用的か
特に見たいのは、生活したときに物がどこに置かれるかです。
リノベーション事例の写真では、生活感が少ない状態で撮影されていることが多いです。
しかし、実際に暮らすと、掃除機、ゴミ箱、ランドリーバスケット、Wi-Fiルーター、プリンター、子どもの荷物、ペット用品、日用品のストックなど、写真には写っていない物がたくさん出てきます。
写真を見るときは、「この家に自分たちの荷物を入れたらどうなるか?」を想像すると、後悔を防ぎやすくなります。
ビフォー写真がある事例はかなり参考になる
マンションリノベーション事例では、完成後の写真だけでなく、ビフォー写真があるかも重要です。
ビフォー写真があると、
- もともとどれくらい古かったのか
- どこまで変えられるのか
- 既存の間取りをどう活かしたのか
- どの部分に工夫があるのか
- 築古マンションでもどこまで印象が変わるのか
がわかりやすくなります。
特に中古マンションを購入してリノベーションする場合、内見時の物件は古く見えることがあります。
壁紙が黄ばんでいる。
床が傷んでいる。
キッチンが古い。
浴室が暗い。
和室が使いにくそう。
収納が少なそう。
こうした状態を見ると、「本当にここが良くなるのかな」と不安になるかもしれません。
しかし、ビフォーアフター事例を見ると、古いマンションでもかなり印象が変わることがわかります。
ただし、ここでも大事なのは、完成後の写真だけで感動しないことです。
どこまで解体したのか。
何を残したのか。
どこに費用をかけたのか。
どこを割り切ったのか。
このあたりまで見ると、自分たちのリノベーション計画に活かしやすくなります。
「家族構成」が近い事例を探す
マンションリノベーション事例を見るときは、デザインだけでなく、家族構成が近いかどうかも大切です。
同じ70㎡のマンションでも、住む人によって最適な間取りは変わります。
夫婦2人暮らしの場合
夫婦2人暮らしなら、個室を減らしてLDKを広く取る事例が参考になります。
たとえば、
- 2LDKを1LDK+書斎にする
- 大きなウォークインクローゼットを作る
- キッチンやダイニングをゆったりさせる
- 寝室はコンパクトにする
- 趣味スペースを確保する
といった間取りが向いていることがあります。
将来的に在宅ワークが増えるなら、完全な個室ではなくても、集中できるワークスペースがある事例を見ると参考になります。
子育て世帯の場合
子育て世帯なら、デザインよりも収納と動線を重視した事例を見るのがおすすめです。
特に確認したいのは、
- 玄関収納
- ファミリークローゼット
- リビング収納
- 洗面脱衣室の収納
- 子ども部屋の広さ
- リビング学習のしやすさ
- ベビーカーや外遊び道具の置き場
- 洗濯動線
- キッチンからリビングの見え方
です。
写真で見るとおしゃれな家でも、収納が少ないと暮らし始めてから物があふれやすくなります。
子育て世帯の場合は、「余白のある写真」よりも「収納計画がしっかりしている事例」を参考にした方が後悔しにくいです。
シニア世帯・将来を見据える場合
夫婦2人やシニア世帯の場合は、段差、動線、掃除のしやすさも大切です。
たとえば、
- 寝室からトイレが近い
- 廊下をできるだけ少なくする
- 床の段差を減らす
- 引き戸を採用する
- 収納を低い位置にする
- 浴室や洗面室を使いやすくする
- 掃除しやすい素材を選ぶ
といった視点で事例を見ると参考になります。
マンションはワンフロアで暮らせるので、将来を見据えたリノベーションとの相性も良いです。
ただし、古いマンションでは段差や配管の制約がある場合もあるため、事例を見るときもその点を確認しておきましょう。
おしゃれな事例ほど「収納」をチェックする
リノベーション事例でよくある失敗が、見た目を優先しすぎて収納が足りなくなることです。
写真では物が少なく、すっきりしているように見えます。
しかし、実際の暮らしでは物が増えます。
特にマンションは、戸建てに比べて外部収納や納戸を作りにくいことがあります。
そのため、収納計画はかなり重要です。
事例で確認したい収納
マンションリノベーション事例では、次の収納があるか確認しましょう。
- 玄関収納
- シューズインクローゼット
- 廊下収納
- リビング収納
- キッチン背面収納
- パントリー
- 洗面収納
- ランドリー収納
- ファミリークローゼット
- ウォークインクローゼット
- 子ども部屋収納
- 季節家電の収納
- 掃除用品の収納
特に見落としやすいのが、掃除機、スーツケース、雛人形や五月人形、季節家電、布団、工具、防災用品などの置き場です。
写真でおしゃれに見える事例でも、収納の中が写っていない場合は注意が必要です。
理想は、完成写真だけでなく、収納内部や生活動線まで見せている事例です。
収納まで公開している事例は、実際の暮らしをかなり意識して設計されている可能性があります。
キッチン事例は「見た目」より「通路幅」と「収納」
マンションリノベーションで人気が高いのが、キッチンの変更です。
壁付けキッチンを対面キッチンにしたり、ペニンシュラキッチンやアイランドキッチンにしたりする事例は、とても見栄えがします。
ただし、キッチン事例を見るときは、見た目だけで判断しない方が良いです。
キッチン事例で見るべきポイント
キッチン事例では、次の点を確認しましょう。
- キッチンの通路幅は十分か
- 冷蔵庫の位置が使いやすいか
- カップボードの収納量は足りるか
- ゴミ箱の置き場があるか
- 食洗機の有無
- コンセントの位置
- ダイニングとの距離
- 配膳と片付けのしやすさ
- 換気やにおい対策
- リビングからの見え方
- 手元が隠れるか見えるか
特にアイランドキッチンやペニンシュラキッチンは、写真映えしやすい反面、通路幅や収納計画を間違えると使いにくくなります。
「写真ではおしゃれだけど、実際に料理すると物が丸見えになる」
「カップボードが足りず、キッチン家電の置き場に困る」
「冷蔵庫が遠くて動線が悪い」
こうした後悔もあり得ます。
キッチンの事例を見るときは、正面からの写真だけでなく、横からの写真、背面収納、冷蔵庫位置、ダイニングとの距離まで確認しましょう。
水回り事例は「移動しているか」を見る
洗面台や浴室、トイレの写真も、マンションリノベーション事例ではよく見られます。
造作洗面台やホテルライクな洗面室は人気があります。
ただ、水回りの事例を見るときは、デザインだけでなく「移動しているか」を確認することが大切です。
マンションの水回りは、排水勾配や配管スペースの関係で、自由に動かせるとは限りません。
そのため、
- キッチンを大きく移動したのか
- 洗面室を広げたのか
- トイレの位置を変えたのか
- 浴室サイズを変更したのか
- 洗濯機置き場を移動したのか
を確認しましょう。
水回りを大きく動かしている事例は、費用も上がりやすくなります。
逆に、水回りの位置を大きく変えずにデザインを整えている事例は、費用を抑えながら印象を変える参考になります。
築年数が近い事例を見る
マンションリノベーション事例を見るときは、築年数も重要です。
築10年台のマンションと、築40年台のマンションでは、リノベーションで必要になる工事が変わる可能性があります。
築浅マンションの事例
築浅マンションの場合は、設備や配管が比較的新しいため、内装や間取り変更が中心になることもあります。
参考にしたいポイントは、
- 既存設備をどこまで活かしたか
- 新築っぽさをどう消したか
- 収納や動線をどう改善したか
- 内装の雰囲気をどう変えたか
です。
築浅の場合、すべてを壊すよりも、既存を活かして費用を抑える選択肢もあります。
築30年以上のマンションの事例
築30年以上のマンションでは、見た目だけでなく、見えない部分も重要になります。
確認したいのは、
- 配管更新をしているか
- 電気容量や配線を見直しているか
- 断熱や結露対策をしているか
- 窓まわりに対策をしているか
- 床の段差をどう処理しているか
- 管理規約上の制約をどうクリアしたか
です。
築古マンションは、リノベーションによって大きく変わる魅力があります。
ただし、古いからこそ、写真に写らない部分にお金がかかることもあります。
築年数が近い事例を見ることで、自分の物件に近い現実的な判断がしやすくなります。
事例を見るときに注意したい「写真マジック」
施工事例の写真は、プロが撮影していることが多いです。
そのため、実際よりも広く、明るく、整って見えることがあります。
たとえば、
- 広角レンズで部屋が広く見える
- 照明で明るく見える
- 家具を少なめにしている
- 生活用品を隠している
- 一番きれいな角度から撮っている
- 窓の外や梁の圧迫感が写っていない
といったことがあります。
もちろん、施工会社が悪いわけではありません。
ただ、見る側としては、写真が演出されていることを理解しておく必要があります。
できれば、写真だけでなく、
- 間取り図
- 動画
- ルームツアー
- 360度ビュー
- 収納内部の写真
- 工事前写真
- 工事中写真
- 施主インタビュー
まで確認できる事例が理想です。
特に動画やルームツアーがあると、写真ではわかりにくい距離感や動線が見えやすくなります。
マンションリノベーション事例を見る前のチェックリスト
以下のチェックリストを使うと、施工事例を見るときに判断しやすくなります。
マンションリノベーション事例を見る前のチェックリスト
- 専有面積は自分の検討物件に近いか
- 築年数は近いか
- 工事費にどこまで含まれているか
- フルリノベーションか部分リノベーションか
- 水回りを移動しているか
- 間取り変更の内容がわかるか
- ビフォーアフターの間取り図があるか
- 収納量は十分そうか
- キッチンの通路幅や冷蔵庫位置は自然か
- 写真に生活用品を置いた状態を想像できるか
- 管理規約や配管の制約に触れているか
- 自分の家族構成に近い事例か
施工会社の事例ページで確認したいこと
施工会社の公式サイトで事例を見る場合は、写真の枚数だけでなく、情報量も確認しましょう。
良い事例ページには、次のような情報が掲載されていることが多いです。
- 物件種別
- 専有面積
- 築年数
- 家族構成
- リノベーション費用
- 工事期間
- 間取りのビフォーアフター
- 工事範囲
- 施主の要望
- 設計上の工夫
- 使った素材や設備
- 収納計画
- 暮らし始めてからの感想
逆に、写真はきれいでも情報が少ない事例は、参考にしにくいことがあります。
たとえば、
- 費用が書かれていない
- 面積がわからない
- 築年数がわからない
- 間取り変更の内容がわからない
- 工事範囲が不明
- 収納や動線の説明がない
という場合は、「おしゃれな参考写真」として見る程度にとどめた方が良いです。
施工会社を比較するときは、写真のセンスだけでなく、事例をどれだけ具体的に説明しているかも見ておきましょう。
事例を自分の予算に置き換えて考える
マンションリノベーション事例を見るときは、「この事例と同じにしたい」と考えるよりも、「自分の予算ならどこを取り入れるか」と考える方が現実的です。
たとえば、気に入った事例が1,800万円だったとしても、自分の予算が1,000万円なら、すべてを再現するのは難しいかもしれません。
その場合は、
- 間取りの考え方だけ取り入れる
- キッチンの配置だけ参考にする
- 収納計画だけ真似する
- 色使いだけ取り入れる
- 造作家具は減らす
- 設備グレードを調整する
- 水回りの移動をやめる
- 既存部分を活かす
といった判断が必要になります。
事例は、完成形をそのままコピーするものではありません。
自分たちの予算、物件条件、家族構成、暮らし方に合わせて、参考になる部分を抜き出すものです。
マンションリノベーション事例で後悔しないための見方
最後に、マンションリノベーション事例を見るときのポイントをまとめます。
事例を見るときは、まず写真の雰囲気を楽しんで大丈夫です。
「こんな家にしたい」と感じることは、リノベーションの大事な第一歩です。
ただし、その後に必ず次の視点で見直しましょう。
- この費用は何を含んでいるのか
- 自分の物件と面積は近いか
- 築年数は近いか
- 間取り変更の内容は現実的か
- 水回りを動かしているか
- 収納は足りそうか
- 家族構成は近いか
- 写真に写っていない生活用品はどこに置くか
- 管理規約や構造の制約はありそうか
- 自分の予算ならどこを真似できるか
マンションリノベーションは、写真映えする空間を作ることだけが目的ではありません。
大切なのは、毎日の暮らしがラクになること。
家族に合った間取りになること。
収納や動線でストレスが減ること。
そして、予算の中で納得できる優先順位を決めることです。
施工事例は、理想の暮らしを考えるための大切なヒントです。
でも、写真だけで判断せず、費用・間取り・工事範囲・暮らし方までセットで読み解くことで、後悔の少ないマンションリノベーションに近づけます。
まとめ
マンションリノベーション事例を見るときは、写真のおしゃれさだけで判断しないことが大切です。
特に確認したいのは、次のポイントです。
- 費用は総額だけでなく工事範囲を見る
- 間取りはビフォーアフターで比較する
- 写真は生活感を想像しながら見る
- 収納、通路幅、動線を確認する
- 家族構成や築年数が近い事例を探す
- 水回りの移動有無を確認する
- 動画やルームツアーがある事例は距離感がわかりやすい
- ドローン撮影は周辺環境や眺望を伝える手段として有効
マンションリノベーションは、同じような写真に見えても、裏側の設計や費用のかけ方は大きく違います。
「この写真が好き」で終わらせず、
「なぜこの間取りになったのか」
「どこに費用をかけているのか」
「自分の暮らしに合うのか」
まで見ていくと、事例から得られる情報量が一気に増えます。
施工事例は、リノベーション成功のヒント集です。
上手に読み解いて、自分たちに合った住まいづくりに活かしていきましょう。
👉関連記事
中古マンションリノベでアイランドキッチンはできる?
70平米マンションのリノベーション費用はいくら?
リノベーション費用はいくら?予算オーバーしない考え方
中古住宅リノベーションで後悔しやすいポイント
フローリング張り替え費用はいくら?